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2010年9月29日 (水)

「羽月莉音の帝国」がスゴかった!

羽月莉音の帝国 (ガガガ文庫)

尖閣諸島問題が世間を賑わせている昨今ですが、こういう事件が起こると、国というものについて考えさせられます・・・と、微妙に真面目なフリをしていてなんなのですが、最近すごいブームのライトノベル(ラノベ)の話など。

仕事柄(?)というか、まぁ、昔から新井素子とか氷室冴子とか好きだったこともあって、以前からラノベも結構読む自分なのですが、そんな中であんましどころかまったくラノベらしくない様な、ちょっと国という存在ついて、考えさせるラノベがあるのです。なんと。

タイトルはズバリ「羽月莉音の帝国」という小説なのですけれど、この小説、主人公の少女(羽月莉音)が革命を志ざし、日本から領土を奪い、建国をめざすというストーリー。しかし、かといってラノベにありあちなフシギパワーとか超テクノロジーとか一切なし!未来人も宇宙人も超能力者もでてきません。ひたすらに現実的な手段で革命を目指すという、もし主人公が女子高生じゃなかったらラノベじゃないんじゃない?といえてしまう様なおそるべき内容の小説なんですヨ。

で、ネタバレにならない程度に紹介を続けると、革命、そしてその先にある建国のためには資金が必要なので、大儲けを企むのですが、この方法が奇をてらわず、実にまっとうなのです。どうまっとうなのかは、実際に読んでもらったほうがいいと思うので、このへんで中身の説明はやめておきますが、自分的2010年ラノベオブザイヤーの作品です!

ちなみに、去年(2009年)の自分的ラノベオブザイヤーは、「紫色のクオリア」でした。こっちは羽月莉音の帝国とは真逆(?)でフシギパワー全開の話しなんですけれど、個人的にツボにはまるSFでしたね。

というわけで、どちらの作品もちょっと変わったラノベを読んでみたい人には非常にオススメですよ!


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2010年9月21日 (火)

TSG2010 雑感

トノサマン人形、デカイ

今年もTGSの季節がやって来ましたが、プラットフォームをだしている2社(SCE,MS)の今年のイチオシはそれぞれPS Move と Kinect といった入力デバイスにフォーカスしたもの。その方向性では先行する 任天堂 Wii に対して、それぞれ工夫したものとなっていました。

Kinect は人間のポーズや動きを専用のカメラで読み取ることにより、特定のデバイスを持つ必要がないというとっても未来な感じがするインターフェイスを採用しているデバイスで、本当にカメラ部分しかありません。かたや、PS Move の方はパッと見の印象ではWii リモコンに似ている感じをうけてしまうようなデザイン形状。「未来感」という意味では、Kinectがより未来っぽい感じがしてしまいます。

一方、技術的にというか、ハードウェア(HW)的に見てみると、さすがにKinectは、人体の認識をできるだけ少ない負荷&リアルタイムで処理していくために、通常のカメラ、赤外線カメラなどに加え、専用のプロセッサまで内蔵した非常にリッチなHW構成になってしまっています。

では、PS Move の方はというと、形状はともかく、Wii リモコンと比べてみるとカメラに関してはまったく逆になってるのが面白いところ。Wiiリモコンの場合は、コントローラ側にカメラ(CMOSセンサ)が内蔵されているのですが、PS Moveの方はコントローラ側に、光る玉(色はプログラマブルに変更可)が付いているのみで、Wiiリモコン以上にシンプル。それらの認識はPS3に接続されたPS Eye(カメラ)が行うしくみ。これはPS Move専用品ではなくて、これまで既に発売されていた汎用の USBカメラなので、コスト的にはKinectよりかなり有利になってます。専用のカメラではなく、汎用のUSBカメラですんだのは、ひとえにPS3のCPU、Cell によるところが大きいでしょう。流れてくるデータを順次処理していくような処理に関しては、Cellは非常に高い性能がでるので、今回の様な用途にはもってこいだったわけですね。

あと、カメラを使っていることで、PS Move、Kinectも両方ともに AR的な演出というか、遊びが可能になっているのは、Wiiのゲームにはなかった特徴です。これらはコンシューマーのプラットフォームでは、まだまだ開拓されていないところなので、これからどんなタイトルが出てくるのか、非常に楽しみなところですね!

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