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2011年1月10日 (月)

3DS体験会、雑感

3DS 体験会にやってきた

ついに一般初公開された3DS! この体験会には行かねばなるまいということで、幕張まで。最初から最後までの約7時間、会場に張り付いて体験しまくってきました。ハードウェアに関しては、去年のE3で体験済みだったので、今回はソフトを中心に、その雑感など。

まずはパルテナ #3DS

やっぱし、なんといってもパルテナの鏡がダントツに出来がよかった。パルテナの続編とはいえ、3DS専用の新作でもあるわけなので、立体視やタッチパネル&スライドパッドの利用に関しては、とてもうまく出来ていた。また、去年 E3で見たバージョンよりもグラフィックは格段に良くなっていたし、まさに 3DSのキラータイトルだと思う。しかし、このタイトルがローンチに入ってないのが、まったく残念。あと、行列の人数的には、ゼルダが一番だったのだけれど、ゼルダは64版の「時のオカリナ」リメイクなので、やはりそれ以上のものはなく、会場で体験した限りでは、それほど新要素も感じられず、古さを痛感して終わってしまった。うーん。ゼルダは次の新作に期待かな。

次によかったのはメタルギアソリッド! これはデモプレイ(基本自動進行のデモで操作できたのは、カメラのみ)という状態での出展だったのだけれど、そのデモの出来が別格。さすがは小島プロという感じで、映画のアバターばりのうまい3Dの演出が目白押し。スタッフロールのところなんか、超カッコイー! でも、残念がら最後に対決シーンがあるんだけれど、そこはカット割りが多用されるシーン構成になってしまい、ちょっと見ていて目が辛かった。というのは、3D 映像の場合、2Dの作品以上に人間の場面認識にストレスがかかるので、通常の2D作品のようなカット割りが多い演出だと非常につかれやすいというのが理由。このへんは、CG映像監督の笹原さんにインタビューした際に、いろいろと聞かせてもらったことの受けうりなのだけれど、3Dの映像を作る上では、とても重要になってくることだと思う。なので、作り方としては、基本的に長回しのカットが多用されることになり、これまでの2D作品とは、違う文法が必要になる。で、実際にメタルギアも対決シーンの前までは、長回しのカット中心でかなりそのあたりを意識しているなと思ったんだけれど、対決シーンでは、これまでの映画的な感じの印象をうけた。まぁ、自分が指摘できるくらいのことを、小島プロの人たちが気づかない訳はないので、あれはなにか試験的なシーンだったのかもしれない。

こんどはスティールダイバー #3DS

あとは、いろいろとみたんだけれど、伏兵的に当たりだったのが、「STEEL DIVER」。比較的ゆっくりとしたアクションと、割り切った横スクロールがまさに3Dの立体感の演出とうまくかみ合わされていて、これがDSのゲームだったら、チープに感じるところを(失礼)、とてもいい感じの作品に仕上がっていた。目もあまり疲れなかったし、期待大なカンジ。

と、書いていきて、「目の疲れ」の話がでたので、その話を少しすると、これは3DSの話題では避けられない話で、やっぱし立体視はそこそこに目が疲れる。しかも、その疲れの度合いは見せられ方に大きく依存する事が実感できた。個別のタイトルで指摘はしないけれど、疲れるタイトル、疲れないタイトルがとても顕著だったのが、印象的。立体視には大きく分けて飛び出す方向と、奥に見える方向の2種類の使い方があるのだけれど、立体視という名前からも、飛び出る映像を想像しがちで、作る側もそれを使いそうになるんだけれど、飛び出る映像は、より疲れる。実際に映画のアバターなどでも飛び出る方の立体視はあまりつかわれなかったし、基本的には奥に見える方向での演出になっていくのだと思う。その奥に見える方向の立体視でももちろん疲れはするので、あとはどれだけ丁寧に、視差をつけていくのかという地味な調整がひつようになるわけで、これはまた、大変な時代になったなぁという感じ。うーん。

例の笹原さんインタビューで伺った時にも話を聞いたのだけれど、一番手前のものが、スクリーンの位置にあるとして、視差をつけていくという話をされていた。あと、カット割りの話しもその時に聞かせてもらって、ナルホドと思ったものだった。

あ、このあたりの話は、じつはトロステでふれているので、興味がある人はゼヒ!プラチニャ会員になっていただければ、過去のトロステでみれますニャ!(第41回 飛び出せ大作戦!を参照のこと)

で、話を3DSの体験会に戻すと、全体として、やっぱしリメイクは微妙で、3DS専用に作られたタイトルでないと、なかなか厳しいと思ってしまった。うーむ。しかし、そういう中にも例外はあって、映像だけの出展だったけれど、ゼビウスがリメイク(っていうかほぼそのまま)だったけれど、あれはよかったと思う。ゼビウスの特徴である対空・対地の距離の違いが立体視でバッチリ表現されていて、すごく良くて、遊んでみたいと思える作品だった。ああいう3DSにもってこいなタイトルは、リメイクでもいいんだろうな。あと、ウイイレは、フィールドでの空間把握がやり安い感じがしたし、どうぶつの森は、箱庭感がすごくよかったりと、うまく利用できているタイトルもあった。そういういみでは、リメイクがダメというより、立体視自体、向き不向きがあるというところなんだろうなぁ。

つぎはレイトンだよ #3DS

最後になるけれど、今回の体験会の中で結構期待していたレイトンがあまり 3DSには向いてないかもと思ってしまったのは残念だった。立体視のパズルは目が疲れやすかったし、アニメパートは元がセルアニメ方式で作られているため、2Dのキャラがレイヤー的に配置されて動いているという感じだった。しかもプリレンダなので、3DSの特徴の一つである3Dのボリューム調整がON/OFF のみになってしまっていて(しょうがないのはわかるけれど…)、これも残念。レイトンの良さ(パズル&アニメ)と立体視の良さがうまくかみ合っていない感じがした。レイトンほどの作品をもってきたとしても、構造的に向いていないと、立体視へのとりくみはなかなか難しいという現実は、制作者にとって痛い現実かもしれない。しかし、それでもレイトンは大好きなタイトルなので、この心配をいい意味で裏切って欲しいと思う!

とりとめもなく、書いてしまったけれど、まずは3DS体験会の感想としては、こんな感じでしょうか。というわけで、幕張の夕焼けで、締めくくり。

幕張メッセ、入口

ではでは。

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コメント

今日(1月10日)のニュースでも裸眼による3Dテレビの話題が出てましたけど、
視聴角度の狭さが課題になっているようで。

目に対する負担に関して思うことは、
どんな斬新なインターフェースでも最後は人間に優しくないと意味ないですし。
そういった意味ではただ斬新なコンテンツをつくるだけでなく、
文中にあったとおり奥行き重視にするとか体への負担が少なくなるように
気を使って欲しいなと思いました。

投稿: 霜月 | 2011年1月10日 (月) 19時39分

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